第650回 経営者モーニングセミナー

平成28年3月10日(木)、ホテルJALシティ松山におきまして、第650回 経営者モーニングセミナーが開催されました。

本日の講師は、島の自然農園 園主 山岡享さん。
テーマは「あなたとは何か?」。

昨晩、ナイトセミナー「わたしとは何か?」に引き続きのご講話です。

言葉として最初に登場したのは、「時と空間」。
今ここ。時間と空間の中において、今自分がどこにいるのか。その事を意識する事が大切である。人も物質も全てが一体となって「生きている」。

山岡さんは、興居島で自然農法を営んでおり、耕さず、農薬を用いず、肥料も用いない。
草や虫を敵としない。身の回りの事は全てが「鏡」。
問題事が起きるという事は、それは自分自身の中に問題があるという事。

キャベツを育てている時、青虫に食べられてしまう。
だが、青虫はキャベツを食べて蝶になると、キャベツの受粉を手伝う。

キャベツは内側から大きくなるので、外側を青虫に食べられても枯れたりはせず、大きくなる。
ある程度大きくなると、キャベツはワックスで塗ったかのようにしてテカり始める。
そうなると青虫はキャベツを食べる事が出来なくなる。

考えてみると、キャベツと青虫は全て一つの機関であり、全体として一つのの作物を作り上げている。

竹を考えると、全てが地下茎で繋がっており、表に見える一本一本の竹はその一部に過ぎない。
人も同じである。一人一人の人は繋がっている。「地下茎」=人的ネットワークの中からエネルギーをもらう。

山岡さんは若い時、この「地下茎」に気づかず、自分自身が成功する事、人よりも上に行く事。自分以外はみんな敵だと、そんな感覚を有していたそうなのです。

一流の企業に就職するのですが、その時にであったイギリス人の英会話講師との出会いで、レールに乗って生きる自分に疑問を感じ、その会社を退職。
演劇をやりたいという思いに駆られて大道具として就職するもノイローゼ気味になり、そこも退職。死をも意識した時に、一人の友人からかかってきた電話が、歌舞伎座と山岡さんを繋ぎ、山岡さんは自分の夢を実現したのだそうです。

「地下茎」とは自分自身。竹とは、大きな自分が演じている小さな自分。
「人」というネットワーク自体が大きな自分自身である、ということを最後にお伝えいただきました。